「Fat Bustard mkII」は全てのセクションに真空管を搭載したパッシブ・サミング・ミキサーです。
4系統ステレオ入力とパン調整可能な4系統モノラル入力、2系統のAux入力を搭載し、合計14チャンネルの入力が可能です。
「Fat Bustard」は他に素晴らしい音質だけでなく搭載する独自の機能を信号に施しステレオ・ミックスとして出力します。
最新モデルのマークIIではモニター出力のレベル調整が可能になりました。
■多くの機能を搭載した14チャンネル入力真空管パッシブ・サミング・ミキサー ■4チャンネルのパン・コントロール ■独自のバリスロープ・リフト機能。
フィルターも搭載 ■倍音を付加する「ATTITUDE」機能 ■ステレオ・イメージの調整機能。
「BASS TO CENTRE」と「MONO」機能 ■正確さを誇る「ELMA」スイッチによるメイン・ボリューム調整 ■レベル調整&出力ソースを切り替え可能なモニター出力機能 ■内部の接続は手作業による空中配線 ■他に類を見ない音質。
ヘッドルームはかなり大きく、極めて少ない歪みを実現 ■可聴領域以上の周波数特性 「Fat Bustard」の魅力的なサウンドは搭載されている真空管によるものです。
サミング・セクションは真空管「5965」が、出力セクションには真空管「6SN7」が搭載されています。
この組み合わせにより非常に大きなヘッドルームと独特のスムーズなレスポンスを実現しています。
また、セミ・フローティング入力、アンバランス出力も「Fat Bustard」の特徴です。
この入出力方式の組み合わせは最適な音質が得られることを理由に設計段階で決められました。
実際あらゆる使用状況でも素晴らしい音質を実現しています。
「TOP LIFT」と「BASS LIFT」にはThermionic Culture独自のバリスロープ・カーブが採用されています。
パラメーターを上げていくとピークの周波数が変化していきます。
これによりヘビーな低音、見事な高音を作ることができます。
半導体のEQに見られる耳障りな質感は皆無です。
「BASS CUT」と「TOP CUT」を用いることで様々なサウンドを作ることができます。
可能性は無限です。
これらは勿論「TOP LIFT」及び「BASS LIFT」とは個別に動作します。
これら全ての効果は左右のステレオ・チャンネルに対し同様な処理が行われます。
「ATTITUDE」はミックスされたステレオ・チャンネルに対する効果です。
パラメーターを上げていくとサミング・セクションの真空管による倍音歪みが徐々に加わります。
低めの設定では歪みは僅かですが丁度良い量の2次倍音を加えることができます。
高めに設定するとかなりアグレッシブなサウンドになります。
「STEREO SPREAD」は設定した周波数帯域のステレオ・イメージを広げる機能です。
「SPREAD FILTER」は設定した周波数から上の帯域のみを「STEREO SPREAD」に送ります。
周波数はフラット(フィルター無し)から5kHzまで4段階の設定が可能です。
「SPREAD FILTER」を高音域に設定した状態で「STEREO SPREAD」を調整することでステレオ・ミックスの質感を調整することができます。
「BASS TO CENTRE」はミックスの低音域成分をモノラルにする機能です。
周波数は2種類から選択できます。
全帯域をモノラルにすることも可能です。
「BALANCE」つまみ及び、31段階の「ELMA」製ロータリー・スイッチを用いた「OUTPUT LEVEL」つまみはステレオ出力のバランスとレベルを調整します。
「MONITOR LEVEL」、「INT/EXT」スイッチを用いて「Fat Bustard」のモニター出力の設定を行います。
「Fat Bustard」が唯一のミキサーとして使われる場合に特に有効です。
「INT/EXT」スイッチは「Fat Bustard」後段に接続されたインサート・エフェクトのバイパス・スイッチとして使用すると良いでしょう。
●Input impedance:10kΩ (dependent upon channel&setting),"semi floating" ●Output impedance:600Ω unbalanced ●Monitor:5kΩ unbalanced ●Gain (ch. 1-8):0 at Attitude 2, +9dB at max attitude ●Maximum Output level:+25dBU ●Distortion: (at Attitude 1) 0.01% +8dBm output (at Attitude 3) 0.2% (at max. attitude) ≥1% (dependent on how hard valves are driven) ●Signal to noise(30kHz filter):at least 100dB below MOL at Att.1 ●Freq. response (±1dB):16Hz to 40kHz (at Attitude 1) ●Max bass lift:+10dB @ 50Hz ●Max top lift:+12db @ 12kHz ●Phase shift (10kHz):(at Att.1), 5% (18°) ●with EQ flat:(at Att. 4), 8% (29°) ●Crosstalk (average at Att. 1 & 2):60dB @ 1kHz, 48dB @ 10kHz. Crosstalk will increase at high attitude settings and when stereo spread and/or bass to centre controls are used. ●電源:115V <Thermionic Culture> Thermionic Cultureは、レコーディングエンジニアであるVic Kearyによってデザインされたスタジオ機器を製造・プロモート・販売するために1998年に設立されました。
彼らの真の目的は、THERMIONIC VALVES (真空管)のサウンドはソリッドステート機器に比べて遥かに素晴らしいものであることを証明することです。
真空管はトランジスタに比べて歪みもノイズも非常に少ない上に、Thermionic Culture製品においてはSowter社の優れたトランスや熟練の技術者によって設計された回路を採用することにより、とてもナチュラルなサウンドを実現しました。
真空管を歪ませることで伝統的、魅力的、かつ音楽的なサウンドになりますが(Culture Vultureのサウンドを聴いてみて下さい!)、Thermionic Cultureは歪みだけでなくクリーン・サウンドにおいても大変良質であるということをプロモートしたいと考えています。
いくつかのプロダクトにはアンバランスのシングルエンド・アウトプットを採用しており、とてもオープンなサウンドを提供します。
全ての製品は最高の基準に基づき伝統的なハンド・ワイアード"point‐to‐point"でイギリス国内で製造されています。
【即納可能】【あす楽】表記の商品以外は基本的にお取り寄せになります。
メーカー在庫依存商品はお取り寄せでも翌日出荷が可能です。
(但:メーカー在庫品・平日メーカー受注時間内) ※商品状態をリアルタイムに反映できない場合がございます。
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真空管搭載のパッシブ・サミング・ミキサー